最新情報【静岡県】で空き家問題にお悩みの方は必見!空き家対策に強い専門家をご紹介
静岡県の「空き家」は27万戸、空き家対策の必要性。
平成25年における静岡県の総住宅数1,659,600戸のうち、「居住世帯のある住宅」(ふだん人が住んでいる住宅)は1,380,700戸で、総住宅数の83.2%、空き家及び一時現在者のみの住宅の「居住世帯のない住宅」は278,900戸で、16.8%となっています。(「一時現在者のみの住宅」とは、昼間だけ使用していたり、何人かの人が交代で寝泊まりしているような住宅をいいます)
居住世帯のない住宅のうち、「空き家」の数は270,900戸、「空き家率」(総住宅数に占める割合)は16.3%です。 空き家の数、空き家率ともに増加傾向が続いており、平成25年はいずれも過去最高の値になっています。
静岡県の空き家数及び空き家率の推移(昭和38年~平成25年)
出典:静岡県公式ホームページ「静岡県の空き家数及び空き家率の推移(昭和38年~平成25年)」
静岡県の「空き家」の半数以上は賃貸用の住宅
ひとくちに「空き家」といっても、内容は様々です。
静岡県の空き家の内訳をみると、次の表のとおりとなっており、賃貸用の住宅(新築・中古を問わず、賃貸のために空き家となっている住宅)が半数以上を占めていることがわかります。
その他には、転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅のほか、空き家の区分の判断が困難な住宅などもあるそうです。
静岡県の空き家数及び空き家率の内訳(平成25年)
別荘などによって押し上げられる「空き家率」
空き家率についてみると、都道府県別では、山梨県(22.0%)が最も高く、次いで長野県(19.8%)、和歌山県(18.1%)、高知県(17.8%)、徳島県(17.6%)などとなっています。
甲信地方の空き屋率が高いのは、総住宅数に対する二次的住宅(別荘や残業で遅くなったときに寝泊まりするための住宅等)の割合が大きいことが要因になっていると考えられています。
静岡県の市区町村別では、別荘地を抱える熱海市、伊東市、伊豆市などは二次的住宅の数が多く、住宅総数に対する割合も高いことから、空き家率が高くなっている状況がうかがえます。
住宅・土地統計調査の結果から
これらのデータは、平成25年10月1日を期日として実施された住宅・土地統計調査の結果からわかったものです。住宅・土地統計調査は、住宅・土地の保有状況や世帯の居住状況等の実態を調査し、その現状と推移を明らかにすることを目的として実施されています。
出典:静岡県公式ホームページ
まとめ
この内容から伺えるように、増えていく空き家の有効活用の一環として店舗やシェアハウスや民泊などの方法を取り入れ地域活性化につなげる工夫が必要になると考えます。 空き家の戸数が増えている現状で、老朽化による倒壊での近隣による迷惑や犯罪の懸念もあり、地域の自治体や民間企業などの対策が必要になってくるかと思います。