大阪府の空き家に関する最新情報とは
目次
大阪府の空き家の相談件数・活用方法について
西日本の中心都市として栄える大阪府は、その人口に比例して空き家も多く存在します。
今回は、大阪府の空き家に関する情報をご紹介します。
大阪市の空き家相談・通報件数
大阪府にある空き家の数は、2013年度の調査によると約68万戸あり、その多くを府庁所在地である大阪市が占めています。
そんな大阪市の空き家に関する相談・通報件数は、2013年度は175件、翌2014年度は217件と増加傾向にあります。相談・通報件数の統計を取り始めてから2014年度までに大阪市に寄せられた相談・通報件数は合計943件にものぼります。
このうち屋根や壁が大きく崩れていたり、倒壊したりといった危険性の高い空き家に関する相談・通報件数は107件、屋根の瓦が少しずれている、外壁に亀裂があるといった危険性の低い空き家に関する相談・通報件数は836件でした。
出典元:大阪市における空家の状況とこれまでの取組 (活用促進、老朽危険家屋対策)について
空き家活用で大阪の住まいを心地よく「大阪の住まい活性化フォーラム」
大阪府は、空き家の増加によって安全性や防災性が低くなるという考えから、空き家が適切に管理・リフォームされて流通することが重要であるとし、この過程にかかわる民間団体や事業者、公的団体による「大阪の住まい活性化フォーラム」を設立しました。
このフォーラムはただ空き家の管理・リフォームを支援するだけでなく、整備した空き家の質やイメージ向上などを図ることも目的としています。
有効に空き家が活用されるように、総合的に活動するのがこのフォーラムの特徴といえるでしょう。
フォーラムの取り組みのひとつである「空き家相談窓口」では、電話や面談による相談ができ、希望によっては相談分野の専門家と連携しながら、空き家の所有者や管理者の課題解決を支援しています。
リフォーム前の相談もおまかせ「大阪府住宅リフォームマイスター制度」
空き家をリフォームしたい所有者や管理者に、大阪府が指定した非営利団体(マイスター登録団体)が空き家の所有者や管理者の依頼に応じて、リフォーム事業者(マイスター事業者)の情報を提供する制度が「大阪府住宅リフォームマイスター制度」です。
マイスターはドイツ語で親方、職人、名人などを意味します。
利用者はまずどこを、どれくらいの予算でといったリフォーム内容を整理して、その内容に合わせてマイスター登録団体を選びます。
マイスター登録団体は利用者の希望にそったマイスター事業者を紹介します。
マイスター事業者は利用者ときめ細かく打ち合わせに付き合ってくれますので、利用する場合は、契約を結ぶまで、とことんリフォーム内容を相談しましょう。
頼れる支援体制がある大阪府
大阪府は空き家について相談したい、空き家を活用したいという方に対する支援の体制がとても手厚いです。 どうすればいいのか分からないという方は、まずは専門家に相談してみましょう。