横浜市の空き家に関する最新情報とは

トピックス

急増する横浜市内の空き家相談件数

横浜市では、空き家に関する相談を受け付ける窓口を建築局建築安全課と、市内18の区役所に設けています。

建築局に寄せられた空き家の相談件数は、平成24年度に30件、平成25年度に28件でしたが、平成26年度には67件と急激に増加しました。

また、平成27年度の相談件数は4月から7月までの4ヶ月間で37件と、前年度のベースと比べても増加傾向にあります。

建築局への空き家に関する相談内容は、建築物にかかわる内容が全体の53%と最も多く、次いで隣地側の樹木の繁茂にかかわる内容が34%でした。

また、市内18区役所の空き家に関する相談件数は、平成27年度の4月から7月までの4ヶ月間で合計254件あり、中でも相談が多かったのが鶴見区(31件)、南区(24件)、磯子区(23件)でした。

区役所への空き家に関する相談内容は、建築局に同じく建築物にかかわる内容が最も多く、次に多いのが隣地側の樹木の繁茂にかかわる内容でした。

パンフレットで制度を分かりやすく紹介「空家の流通・活用の手引き」

横浜市建築局は、空き家に関する相談件数が急増していることを受けて、平成28年9月30日に「空家の流通・活用の手引き」を策定しました。 この手引きには、最初のページに「空家の相談フロー」を記しています。

空き家の状況や所有者が不安に思っていること、活用の希望などで適切な相談窓口が異なることから、分かりやすいフローチャート形式で適切な相談窓口を紹介しています。
空き家の所有者に限らず、空き家の利用希望者や、将来的な空き家対策を検討している方向け、近隣住民などを対象に、幅広く相談窓口を掲載しています。

相談する前に内容のポイントを書き出して整理できる「空家の相談シート」「活動場所の相談シート」も掲載しているので、より詳細な解決策を提案してもらいやすくなります。
ほかにも「空家の活用事例紹介」や、空き家に関連する市の制度などが、シンプルに分かりやすく記載されています。

横浜市建築局のホームページからpdf形式でダウンロードできるので、横浜市内で空き家を所有されている方は、ぜひ一度確認してみてください。

大学生が空き家の活用を企画!「ヨコイチ空き家利活用プロジェクト」

横浜市立大学は、同大学が本部を置く横浜市金沢区と、同地域に不動産業を展開する京浜急行電鉄株式会社と連携した「ヨコイチ空き家利活用プロジェクト」を行っています。
このプロジェクトは、金沢区内の空き家を有効に利用・活用し、多くの若者が住み、金沢区に定住することを促すことを目的にしています。

横浜市立大学の学生が実習授業科目として取り組み、空き家や利用ニーズなどの調査を実施した後、空き家の利活用の企画提案を行い、これをもとに京急不動産株式会社と株式会社京急リブコが利活用の方法を提案、実践していくというサイクルで進められます。

若者(大学生)視点から空き家の利活用企画が進められるので、より効果的なまちづくりが行われていくのではないでしょうか。

支援体制が身近な横浜市

横浜市は空き家に関する相談、活用支援体制がしっかりと整備され、かつ周知されている都市です。
多様な支援制度を知ることで、空き家の活用方法も見つかるのではないでしょうか。

空き家の活用方法にお悩みの方は、まずは地域の専門家に相談してみることをオススメします。

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