空き家のねずみ対策・想定される被害と駆除方法を解説

空き家相談

空き家 ねずみ対策

空き家を所有している場合、しばらくほったらかしにしていると害虫の発生が気になります。

ゴキブリや、ダニといった害虫から、もっとひどくなるとねずみが発生することになり、建物自体に大きなダメージを与えてしまうかもしれません。

では、空き家にねずみが発生した場合、どのような被害が想定されるのでしょうか?

また、ねずみを駆除する方法やねずみの発生を防ぐ予防方法や、そもそも空き家の管理が難しい場合などについて解説します。

空き家でねずみを発見 どんな状況になることが想定される?

空き家でねずみを発見した場合、ぱっと頭に浮かぶのは、建物に大きなダメージを与えることが想定されます。

その他には、ねずみが発生した場合の被害にはどのようなものがあるのでしょうか?

空き家でねずみが発生した場合の被害について解説します。

(1)  柱がかじられ傷がつく

ねずみは頻繁にものをかじるイメージはないでしょうか?

ねずみは歯が伸びる頻度が非常に早く、一生歯が伸び続けるといわれています。

常に何かをかじることにより歯の長さを調整しているのです。

そのため、しばらく放置した空き家に立ち寄った場合、ねずみによって柱がひどくかじられているシーンを目にすることになるでしょう。

柱をかじられていたとしても、柱が大きく欠損するまでかじられることは少ないのですが、柱のいたるところにかじられた後を目にすることになってしまいます。

非常に見た目も悪くなり、あまり住みたい家とは誰も思いません。

また、今後賃貸として貸すような状況になった場合、柱の修繕費用も考える必要があります。

大きなデメリットといえるでしょう。

(2)  電気回線がかじられ漏電や火災の原因にも

ねずみがかじるのが柱ならまだいい方かもしれません。

もっと心配なのが、電気回線がかじられることです。

電気回線がかじられてしまうと漏電のリスクだけではなく、火災が発生する可能性も考えられます

実際にねずみが電気配線をかじったことによる火災のケースがいくつか見受けられることからも大きな問題といえるでしょう。

なぜ、電気回線をかじられると火災が発生してしまうのでしょうか?

空き家は、普通に人が住んでいる住居を比較するとどうしてもほこりやゴミが溜まっています。

電気回線がかじられることにより回線がショートしてしまい、火花がホコリやゴミに引火し火災に繋がるのです。

ねずみが発生することによる、最も大きな被害を受けやすい事例が火災の発生ともいえるでしょう。

(3)  病原菌の発生や衛生面の不安

ねずみの発生は、とにかく不潔だというイメージがあるのではないでしょうか?

実際にねずみは、下水道などに好んで生息していることから非常に多くの病原菌を保有している可能性が考えられます。

まず有名なのが腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こすサルモネラ菌やパラチフスといった病原菌です。

ねずみが非常に多く保有している病原菌としても知られています。

ねずみがいることに気づかず、ねずみにかまれることによっておこる鼠咬症スピリルムも恐ろしい病原菌です。

発熱や傷口の化膿などが考えられます。

最近は日本での感染は認められていませんがペストもねずみが原因となる恐ろしい病気といえるでしょう。

最もリスキーな病原菌がハンタイウイルスといわれるものです。

ドブネズミなどに保有例が見られますが、アメリカでは毎年発症者が出ており、亡くなっている人も少なくありません。

このようにさまざまな病原菌を保有しているねずみは、空き家とはいえ絶対に侵入してほしくはない害獣といえるでしょう。

ねずみを駆除する方法

ねずみの発生は建物だけではなく健康にも大きな被害を及ぼしてしまうことがわかります。

では、実際に空き家にねずみが発生した場合、どのような方法で駆除できるのでしょうか?

駆除に関するいくつかの方法を解説します。

(1)  バネ式の機器を設置する

よく見かけられるのがバネ式の罠を設置する方法です。

ねずみ用の餌を設置しておき、ねずみが食べるとバネが作動してねずみを挟み込みます。

非常に強いばねなので、ねずみを逃がすことなく捕獲でき、ねずみの通りそうな道に設置しておくだけでいいので比較的管理も簡単です

しかし、その後、捕まえたねずみを処理しなければいけませんので見るのも触るのも嫌だという人には向かないかもしれません。

バネ式タイプの罠は広く販売されており、ホームセンターなどで購入することも可能です。

費用もそう高いものではなく、500円~1,000円前後で購入できます。

バネは、非常に丈夫にできていますので何度も利用できる点も大きなメリットといえるでしょう。

(2)  かご式の機器を設置する

かご式の罠を設置することも可能です。

かご式もバネと同じように餌をおき、ねずみが食べると同時にかごのフタがおりてねずみを捕獲できます。

バネ式と違い、必ず生きたまま捕獲できる点が異なるといえるでしょう。

先ほどと同様、生きたままのねずみを見るのも触るのもいやという人には、ねずみを捕まえた後に処置しなければいけません。

生きたまま捕獲するのが嫌という人には向かない捕獲機器かもしれません。

しかし、こちらも広く販売されていますので、ホームセンターなどでの購入が可能です。

1台あたり、1,000円前後での購入が可能で、こちらもバネ式同様ねずみが通りそうな場所などに設置しておくといいでしょう

(3)  駆除用の餌を撒く

駆除用の餌を撒くことも駆除方法として考えられます。

しかし、空き家なら子供やペットがいることはまずありませんので問題ありませんが、猫などが侵入している場合、誤って食べてしまうかもしれません。

また、ねずみの亡骸を探す手間がかかる点も難点といえるでしょう。

駆除用の餌を撒いておくだけでいいので、非常に手軽な駆除方法といえます。

駆除用の餌もホームセンターやドラッグストアで販売されており、500円~1,000円程度での購入が可能です。

使用できる期限が限られていますので、購入したら早急に使用することをおすすめします

このようにネズミ駆除は自分で行うことが可能です。

しかし、何度か繰り返しましたが、ねずみを生きたまま捕獲する場合とそうではない場合で、どちらもきちんと処理をする必要があります。

ねずみが非常に嫌だという人も多く、駆除業者に依頼するケースも多いといえるでしょう。

ねずみの発生を防ぐ管理方法とは

ねずみが発生するから駆除しなければいけないのですが、せっかくなら駆除の前に発生を防ぎたいものです。

空き家をきちんと管理することは大前提ですが、まずネズミなどの害獣を入り込ませない管理というのも大切なポイントです。

ここからはネズミの侵入を防ぐ管理方法について解説します。

(1)  家を片付けて物をおかない

空き家となった家に荷物などを置きっぱなしにしないでおくことがネズミの発生を防ぐポイントの一つです。

荷物を置きすぎてしまうと、湿気が多い場所ができることにも繋がり、ねずみの格好の住処を作ってしまいます。

また、荷物が多くなると、影を作ることにもなるので暗いところを好むねずみにとっては非常に住み心地の良い場所を作ることになります。

空き家ともなるとどうしても片付けが面倒くさく感じてしまい、荷物を置きっぱなしにしていることが多いのですが、ネズミの発生には大きなマイナス要因です。

必ず片付けて、なるべく荷物を置かず、すっきりとした状態の空き家にしておきましょう

(2)  侵入口を防ぐ

ねずみが侵入しているということは、ねずみが入る侵入口があるということです。

よくあるのがお風呂の排水口や、台所の排水口から上がってくることがあります。

またどこかの小さな穴からも侵入してきますので、侵入口をふさぐだけでも大変効果的な方法です

お風呂の排水口やキッチンの排水口には侵入防止のふたを設置しましょう。

洗濯パンの排水口からも侵入する可能性が考えられます。

これら排水口は、全て一つに繋がっているケースが多いので、排水口から分岐してお風呂や洗濯パンのどこからか侵入するといえるでしょう。

居住している場合は、普段使用するので排水の封水トラップに水が溜まり、ねずみが侵入できないような仕組みとなっています。

しかし、空き家状態だと封水の水が蒸発して無くなり、ねずみが侵入しやすくなるのです。

ねずみの侵入を防ぐために排水口は全てふさいでおくことがねずみの侵入防止に繋がります

(3)  忌避剤を散布する

あらかじめ忌避剤を散布することにより、ねずみの侵入を防ぐことが可能です。

しかし、忌避剤はそう長い期間において効果があるわけではありません。

一定間隔で忌避剤を設置しておくと、なかなか侵入しなくなるでしょう

一方で、何度か使用するうちにねずみに耐性ができ、効果が薄れてしまう場合があります。

この場合は違う種類の忌避剤を設置するなどの工夫が必要です。

空き家の管理が難しい場合の対処方法

空き家の管理がなかなかできないと悩んでいる人も多いのですが、空き家にはいくつかの活用方法が考えられます。

ここからは空き家のまま保有しておく以外の活用方法について解説します。

(1)  売却する

最も多いといわれるのが売却です。

空き家のまま保有していても固定資産税や、維持管理費で年間一定額を支出しなければいけません。

一般家庭には実際のすまいと二重の支出となるので大きな負担となるでしょう。

売却し、現金化することで余計な費用支出を抑えることが可能です。

(2)  解体する

空き家のまま保有しておくよりも解体し、更地として保有するか運用してはいかがでしょうか?

需要があるエリアならば、駐車場として賃料収入を得ることも可能です。

また、土地を貸し出して、地代収入を得る方法もあるでしょう。

空き家のまま保有して余計な費用を支出するよりも不動産収入を得る方がメリットとなるケースが多いといえます。

(3)  賃貸に出す

空き家のまま賃貸に出す方法も効果的です。

築年数が古い空き家でも、運用次第では古民家として利用する人も多く、あまり手をかけずに貸し出すこともできます。

空き家のまま保有することにより固定資産税の上昇を防ぐうえに賃料収入を得ることが可能です。

(4)  自分たちで住む

いっそのこと引っ越しして自分たちで居住してはどうでしょうか?

勤務先や家族の学校といった問題はあるかもしれませんが、住まいと空き家の二重払いをするよりも費用面で大きな抑制に繋がります。

まとめ

空き家にねずみが住み着いてしまうとさまざまなリスクを負うことになってしまいますので、ねずみの侵入は防がなければいけません。

ねずみの駆除方法や侵入防止方法はこの記事で記載していますので活用してはいかがでしょうか?

また、空き家の管理に頭を抱えている場合にもいくつかの活用方法があります。

是非参考にしてもらえると幸いです。

ねずみの発生は空き家にとって百害あって一利なしです。ねずみのような、害獣被害は必ず防ぎましょう。

本日のオススメ専門家をピックアップ

専門家を探す

相談内容から専門家を探す
相談内容から専門家を探す
職種から専門家を探す
職種から専門家を探す
所在地から専門家を探す
対応エリアから専門家を探す
フリーワードで探す
  1. 空き家活用.net
  2. 空き家活用.netのコラム一覧
  3. 空き家相談
  4. 空き家のねずみ対策・想定される被害と駆除方法を解説